空き家対策セミナーに参加して

今晩は、二月下旬というのに随分と暖かくなってきましたね。

さて、24(日)に兵庫県猪名川町の日生ニュータウン内の公民館で開かれた空き家対策セミナーに出席しました。5つのパートに分かれて各部門の専門家の方々のお話がありましたが、遺品整理に関してはかつて自身が実家の整理で経験したことを思い出しながら聞き入っていました。

まず、空き家についてですが、我が国全体で統計集計が終わっていませんが恐らく全国で1000万戸にも上ると思われ、6軒に1軒が空き家であるとのことでした。住む人がいないまま放置しておくと当然のことながら建物が傷んで雨漏りや白蟻による虫食いのほか、動物の侵入や植木が手入れがなされないことから隣接地への枝の越境など様々な問題が起こります。

次に、持ち主が亡くなって相続が発生しても現在のところ相続を原因とする不動産登記移転は期限内の義務とはされていないので、手続きが面倒だの登録免許税を惜しむなどいろいろな理由で何代にもわたり放置されてしまい、いざ売却若しくは公共事業による買収などの際に相続人調査だけでも大変な手間となってしまうのです。所有者不明土地の面積も年々増えていく一方で、このままの勢いですと2040年には北海道とほぼ同じ面積に達するものと予測されます。隣接地との境界についても、先代同士の付き合いから口頭で土地の一部を使わせることを承諾していると、代替わりする中でカーポートなどの構築物や塀や生け垣などの設置により、本来の筆界と現状の離京範囲との間が一致しなくなり、終には境界争いが起きてしまいます。

さらに、昔なら親が亡くなれば兄弟が総出で形見分けをしながら遺品整理をしたものですが、核家族化や親族間はおろか親子間でさえも希薄な間柄となってしまっては、いつまでも片付けられない親や祖父母の遺品が残されたままとなってしまいます。これらも、親子が揃って元気なうちに話し合いをされ、将来への準備をされることをお薦めします。

最後に、最近訪れた京都府山城地区にある某住宅団地内の空き家の写真です。この住宅団地は1970年代に開発され、既に40年以上が過ぎていることから、建て替えらて間もない築浅の住宅の他大規模なリフォームが施工されたものも見られる一方で、このように空き家となり荒れてしまっている家もありました。