古い地積測量図の精度

 先日、阪神地区北部の某住宅地において物件調査をしましたが、法務局備付の地積測量図の作成時期が古く精度の低いであったために、調査に手間取ってしまいました。

 この土地は私道負担付のものなので、おおよそ前面道路の中心線から対象不動産の塀や門扉まで後退した部分がおおよその私道負担部分になります。

 夕方遅い時刻に調査した私もうかつでしたが、道路を挟んだ反対側(対側地)の住居も明かりが灯りだしたり、また学校から下校の生徒さんや買い物帰りの主婦の方など近隣の方の目に留まってしまいます。

 やむを得ず、隣接地との境界杭から道路中心線までの距離をコンベックスで測り、古い測量図に記載されていない辺長については、対側地が近年分割されていることから測量図が備え付けられているので、これも参考に概則で私道負担部分面積を算出しました。(勿論、依頼者のご承諾済です)

 測量図が作成されたのは昭和40年代半ばですが、この当時の測量方法は、平板測量により点と点を線で結び、図上における読み取りにより辺長を記載する三斜法によるものでした。辺長の記載がないもののほか、境界立会がなされていないものもあったといいます。

 古い地積測量図しか備え付けられていない土地は、売買などの際には前もって土地家屋調査士の方々に地積更正等のご相談をされることをお薦めします。