3月3日無知の会に参加して

 今日は。三月に入り徐々に春めいてきていますね。以下、長々となりますがご容赦下さい。

さて、私は不動産鑑定士の試験・実務修習の同期の方々が中心に開いている「無知の会」という自主勉強会に参加しています。
 昨日、TACで不動産鑑定士・旧宅建主任者講座の講師をされたほか、現在不動産鑑定士実務修習の指導鑑定士でおられる大島大容先生が講師として来られました。講師が取り上げれらたのは、「生産緑地」と「敷地の二重使用問題」の二つです。前者は、1992(平成4)年を中心に指定されたが、4年後には指定期間の30年を満了する「2022年問題」が迫っていることと、後者は元々建っていた建物の敷地の一部で新たに別建物の建築確認申請が出されることで前から建っていた建物が違法建築(敷地面積、容積率等)になってしまうという話でした。
 
 

 生産緑地そのものの指定は都市計画の一環としてですが、この他に関連することとして「市街化区域以外の区域での転用規制と権利取得の促進など」は農業委員会(又は農政担当)で、耕作者へのインセンティブとしての側面がある税の減免・納税猶予措置は税務署(又は自治体の地方税担当)と関係する所管窓口が複数で、行政機関での公法規制調査が複雑で難しいものです。

 次に、敷地の二重使用に関して前から建っている建築物の建築確認申請に関しての調査も重要ですが、必要となる資料に建築計画概要書が挙げられます。しかし、自治体によってその保管期間が統一されておらず、平成バブル期より以前のものが保管されていない自治体もあることから、登記記載情報のほか公図や地積測量図、建物図面などの資料から判断せざるを得ない場合もあるのです。最後に、不動産鑑定評価基準の文言を引用するわけではないですが、{不動産の鑑定評価は、対象不動産の経済価値を判定し、これを貨幣額をもって表示することである。(略)「必要な関連諸資料の収集整理の適否」及び「これらの諸資料の分析解釈の練達の程度」に依存するもの}とされていることからも、不断の勉強と研鑽を欠かせないことを改めて痛感しました。