新幹線開業と旅客流動の変化

今回で、信州での旅先で感じたことについて終わります。立山・黒部アルペンルートの玄関口として、信濃大町が賑わってきた印象が強かったのですが、現地を訪ねてみると思ったほど賑いが感じられませんでした。と言いますのも、1997(平成9)年10月に北陸新幹線が長野まで開業して以降、長野駅から扇沢までを結ぶ特急バスが運行されるようになり、このことに比例するように新宿から大糸線へ乗り入れる特急あずさが削減されてしまい、定期運行で1往復となってしまっていたのです。新幹線のルートから外れている地域にも関わらず、観光客の流れに影響を与えていることが意外に感じられたのです。同じ長野県内で北陸新幹線開業により、佐久平駅が開設されたことで商業施設や事業所が立地したことで、小諸市の商圏に影響を大きく与えたといわれています。信濃大町駅は2010(平成22)年に改築され、現在の山小屋風の外観となりましたが夕方に撮った写真が何気なく黄昏感が漂って感じます。